星を見るのが好きな少年やった。夜になったら1時間、2時間と星座を見上げてた。

ふと、あの空の向こうで同んなじように、こっちを見上げてる宇宙人がおるかなとか想像してた。

SETIとよばれる宇宙人探査計画がある。地球外の知的生命を探そうっていう科学者たちの

取り組みらしい。銀河系に知的生命がいる惑星がどれくらいあるかを推測するには、アメリカの

ドレーク博士が提唱した方程式がある。銀河系に存在する恒星の数にその恒星が惑星を持って

いる確率をかけて、その中で生命の生存可能な環境を持つ惑星数をかけ、そこに生命が発生

する確率、それが知性を持つまで進化する確率、文明を持つ確率、最後に文明と恒星の寿命

をかける。変数をどう見るかで結果は1個から100万個まで差があるらしい。もっとも銀河の数は

さらに多いで、銀河系だけとちゃぁて、宇宙全体で見れば結果の数字は高くなる。その銀河の数

これまでは800億個くらいとされてたけど、ハッブル宇宙望遠鏡の観測をもとに見積もると6割近く

多い1250億個くらいあるらしい。それらのどこかで、だれかが宇宙の同士を想像するコラムを

書いているかもしれへん。なんか神秘的な話になった。